『怜のバカチン!!!
アメリカにでも、宇宙にでもどこでもに行っちゃえ!!!』
はぁ…。
あたしも、飯田の事不器用とか言ってらんないなぁ…。
「よ」
「…飯田」
「お前って素直じゃないんだな」
「…放っといて」
「お前だけの問題なら放っとくんだけど、
桃嘉も関係してるんだろ」
…ほんと、こいつは…。
桃嘉しか見えてないんだから。
「…」
「アメリカ?だっけ。行くんだろ」
「まぁね」
「桃嘉に言ってやれば良かったじゃん」
「…言うタイミングがなかった」
「…ふっ、お前も桃嘉も、結局は同じだな」
「はぁ?」
「素直じゃない」
飯田は悪戯っぽい笑みを見せて、工藤のところに行った。