女房は驚愕に目を見開いた。 そ、それはまことにございますか 擦れた声で問う女房を見ることもなく、麗景殿は一歩一歩御帳台へと近付いていく。 麗景殿さま 皇后の所作には礼節などあったものではなく、皇后は断りもなく御簾をからげ御帳台へと上った。 なんとこのような大事に、安らかな顔をして眠っておられることよ 皇后さま、どうぞお控えくださいませ 中宮さまは、おややを授かって以来体調を崩されておられるのです どうぞ、どうぞ……