「はぁ?オマエ誰?」

「俺は川田拓馬。」

「絢、オマエのなに?
コイツ」

「ぁー。えっと幼なじみ。
昨日言った唯もね。」

「そうか。悪いけど
今日から学校は2人で行く。じゃー絢行くぞ」

私の手を握り締め尼崎君が言う。
今だけはあんな優しい表情見せないんだ

「おぃ!絢ぁ・・・ッ!!」

「ごっごめん。じゃあさき行く」



拓馬の声を背に歩き出す
尼崎君。

「ねぇ・・・」

「ん?」

「おはよ!」

「ハハッ・・・おはよ」

ぅ・・・ヤバイ。
なに今のハニカミ笑顔。

さっきの怖い顔とは別人・・・

「アレ?眼鏡・・・
掛けてないね。」

「あぁ。うん
眼鏡掛けてなくても絢はちゃんと見えるぜ?」


眼鏡をなくすとすっごいカッコいい。
まぁ掛けててもかっこいいけどね。


「川田・・・拓馬。」

「どうしたの、
拓馬が・・・?」