「…まるで、なおが俺のこと好きみたいな言い方だね」 自嘲気味に笑う彼に両手を伸ばしたなおは普段より幼く見えた。 「好きですよ」 やはり、寝ぼけているのか。脳天に直接響く甘い囁きと笑顔に、夕明は心の底から歓喜した。