HONEY★HONEY☆LOVER




教室のドアのところに高等部の先輩達がいた。




「蓮よばれてるよ?」


あたしは隣にいる蓮の肩をつつき後頭部の先輩たちを指差した。


「あんな奴らんとこに行くかよ」



………知り合い?

蓮と…あの人たちが知り合い!?




「あっ、いたいたぁ」


先輩達はずかずかと入ってくる。


近づいてくるたびに隣の方の怒りのバロメーターが上がっていくのがわかるのは気のせいでしょうか?



「れーんくんっ」

「…………」



蓮がとてつもなく嫌な顔をした。




う…わぁ…


こんな顔で睨まれたら落ち込……

「睨んでるーっ格好いいっ」

まないんだっ!?





「海くんや東吾くん達はぁっ?」

「知らねぇよ」



そこにタイミング悪く二人が入ってきた。