俺は中等部の校舎の前にいた。
もう校舎は当たり前だけど閉じられていて。
どっから侵入すっかな……
唯一の入り口は警備員が三人いる
気付かれるとあとが面倒だしな…
……めんどくせぇな
ふっ、と目に入った足元の石を見てにやりと笑う。
三個掴み、ひとつをまず遠くに投げた。
がしゃんっ!
なにかが割れた音がした。
なにかは大体予想がつくけど…
「ストライク」
警備員がざわめきだす。
そして一人が音のした方へ向かう
残りの奴らもきょろきょろしてる
そいつらを見て、ふっ、と口角を上げた。
…ちょろいっつーの
つづいて二個目を投げた。
がしゃんっ!
…………
今日は命中率たけぇな…
「ストライク」
思惑どおり二人目もそっちへと向かう。

