「おはようございます。機嫌がよさそうですね、蓮様」



朝起きたらいたばばぁの秘書の……なんとかって奴が俺を覗き込んで笑ってきた。


朝からこんな奴見たくなかったけど。


………つかそんなに、顔でてたか



「…るせ、どけ。」

「昨日来たメイドが言ってたのは『殺されるかと思う程ご機嫌斜めでした』だったんですが…昨晩何かあったんですか?」



口を閉ざす。



何かあったどころじゃねぇし。



「れ…蓮様っ」


今度はメイドが部屋に入ってきた


なんなんだよ、次から次へと。



「あとはよろしく頼むよ」

「は……はいっ!」



無駄に顔を赤らめながら朝食の準備をはじめた。



こうゆう女はよく学校で見たことがある。


……うぜぇんだけど。



「………飯いらねぇから。」

「え!…ですが…っ」

びっくりしたようにこっちを見る



「用意しても食べねぇから」

「……ちゃんと食べなきゃ、」

「なんなの、お前」



何でお前なんかに指図されなきゃいけねぇわけ?



「蓮……様、昨晩何があったのですか?」



………………。
本格的にうざいんだけど。