『光』

「大好きなの…っ」


溢れだした思いは
止まることをしらない。


『!』

「蓮が…蓮がだいす…っ」

『わかったから…、もうこれ以上喋んな』

「え……」



嫌がられたかな、とショックが大きかった。



『…電話越しでまじよかった。直接だったらおまえのこときっと押し倒してたし』

「な……!」


いつもの……蓮だ……



今止まったはずの涙がまた溢れだす。



『それに……』

「それに?」

『こんな顔…見られたくない』



照れてる……んだよね?



「れ!」

『お前、俺のことまじ好きなんだな』



からかうような口振り。


仲直りできてほんとによかった。


「好きよりもっと好きだよ」


この際、いつも言えなかったことを今言うんだ



『へぇ?じゃ、大好き?』

「大好きより大好き!一番大好きだよ…っ」

『お……ま、言いすぎだろ』


また照れてるらしい蓮に口元が緩んだ。



『大好きより大好きってなんて言うか知ってるか?』

「超大好き?」

『ばーか、ちげぇよ。
……………
…………
………』







「あ、ひっかりーん、お帰り!」

「仲直りしたか?」


うん、と大きく頷いた。




蓮、蓮はすごいね。

いつでも今あたしが一番欲しい、言葉をくれるんだよ。



『ばーか、ちげぇよ。







“愛してる”』