「腹立つなぁ」



飛行機から降りて、荷物を受け取っていたとき海が携帯を見つめながら呟いた。



何故か黒いオーラを纏ってるな、って感じるのはあたしだけ…?



「海?」

「なぁに、ひかりん?」



いきなり花がとんでる…やっぱりさっきのは気のせいだ!




「何が腹立つの?」

「え?なんのことっ?」

「え…。」



一番最初のも幻聴……?



やばい…寂しさでついにおかしくなってきちゃったのかな……




「なんでも……ない…です」

「うん。」



ふと空を見上げた。



そういえば!!



「初、外国だーっ!」

「光、気付くの遅いぞ。」


冷静に東吾につっこまれたけど!気にしない!




高崎光、アメリカに来ちゃいました!!