「すっごい今蓮に腹立ったけど」






「教えてくれてありがとう」




そう言って僕達の大好きな


あの笑顔を見せてくれた。


蓮、ひかりんはこんなんで
ダメになっちゃうような女の子
なんかじゃなかったよ。



「よし…っ!そうとなったら
あたしも探すよっ!」



……行動も早い




「今分かってるのは
蓮のお母さんはアメリカにいる、ってことだけなんだ」

「アメリカ?」

「情報によるとね、
元は海堂家で働いてた女性曰く、アメリカからずっと手紙が来てて。それを処分しろ、って夫人に言われてたらしい。」

「お母さんからの…?」



僕が頷く。


「アメリカには五個会社がある。そのうちの一つが正解だ。」


ひかりんは力強く頷いた。


「絶対、見つけようっ!」


ね、蓮。


ひかりんはこんなに強い。


だから僕達を信じてよ