「席についてー。」


先生が入ってきたお陰で
質問攻めにはならずにすんだ…



でも空白のあたしの隣の席。




……サボリ?



「ひかりん、いってらっしゃい」


めちゃくちゃ笑顔な海を
軽く睨む。



あたしは仕方なくもう一度
蓮の部屋に向った。





「れーんー、学校だよー」

ドンドン、と強めに叩いても
応答無し。




そっちがその気なら
あたしにも考えがあるからね!



自分の部屋から合鍵を調達☆



強行突破ーっ!




「蓮、学校だよ!
はやく…い…か…な……」


返事がないのは当たり前



だって………





部屋に蓮がいない。