一応寮からは普通の出口から出た
…………だけど
「邪魔だな、あいつら」
蓮が校門付近にいる
警備員達をにらむ
「めんどくせ。
光その辺に隠れてろ、
あと見んじゃねぇぞ。」
黒い笑みを浮かべてる蓮に
対抗する術などないので
素直に頷いた
「(よし、かくれな…)」
あたしが隠れようとした瞬間
さっきの蓮の黒い笑みの意味を
十分に考えることになった
バリンっ!
ガシャンッ!
「な!なんだっ!?」
ジリリリリリリ
『センサー反応!
センサー反応!』
「センサーが反応している!?」
「早く現場にっ!」
いくつかの破壊音
警備員の焦った声
鳴り響くセンサーの音
れ・蓮……

