二十分位して蓮が戻ってきた。 あたしはその時、五問目を解いてた。 「あ、蓮。どこい……」 目の前に湯気が立つコーヒーが入ったカップが置かれる。 「え……?」 「今の状態じゃこれ解き終わんの深夜だろうから眠気ざまし。」 苦みと甘味が混じった香りが漂う やばいです……蓮。 今かなりときめいてます… 「頑張れよ、バカり」 「ま・混ぜないでよっ」 優しく笑う蓮。 ひとつひとつの行動が意外にも優しいんだよね… コーヒーをごくっと一口。 すごい苦い筈なのに甘く感じるよ 「頑張る!」 「あぁ。」