「……んっ!蓮っ!」

「…………あ?」



目を開けると日差しが降り注ぐ。まだ光に慣れていない目を閉じ掛けた。




「………まぶしいんだけど」

「じゃなきゃ起きないじゃん!」



半分起こした体をもう一度ベットに沈み込む。



「っだぁー!起きてよぅっ」

「………んで?」

「え……っ、」




聞いただけなのに困った顔をする光。




「意味わかんね」

「蓮っ!!だからっ……




蓮とたくさん話したいのっ」

「は?」


予想外の言葉に目はしっかりと覚めた。


「き・昨日はそんな話せなかったから…っ!」

「……………」




顔を真っ赤に染めて俯く光。




「……光」

「な・なにっ?」