恥ずかしいことをどんどん言っている光を茫然と見つめる。



「光落ち着け。」

「ひかりんっ!」


東吾と海もさすがに止めようとし、光の肩に手を置く。




だけどあいつはやめない。



「お願いしますっ!蓮をやめさせないで下さいっ」




ずっと頭をさげっぱなしのあいつ



まるで俺のかわりに謝っているようだった。




「………やめろ、」

「お願いしますっ」

「……頭あげろよ。何俺のかわりに謝ってんだよ」

「高崎さん、海堂くん。」



校長がいつのまにか俺達の目の前にいた。





「………はい」

「はい」

神妙な面持ちで言葉の続きを待つ


「僕はまだ海堂くんを退学にする、など言っていませんよ。」