中に入るとだいたいの教師が集合していた。


……大袈裟すぎね?


真ん中に校長が座っている。




俺はそれを静かに見下ろす。




「あー…呼んだのは海堂くんだけなんだが…。」

一人の男の教師が光達をじっと見る。


入った早々、突っ込まれたじゃねぇかよ。


「いいですよ、別に。」


校長が微笑む。




「……俺の処分は?」

「ちょっ!蓮っ!僕の処分は?でしょっ」


俺はそれをさらりと無視する。



「海堂くん…君の処分は…」



校長が言い掛けてる時にいきなり光が前にでる。





………………は?


なぜお前が前に出る?

「校長先生っ!お願いしますっ!蓮を退学なんかにしないで下さいっ!」

「あぁ…それのことなんだが…」

「確かに蓮は悪いことをしましたっ!だけど…っ」

「いや…そうではなく…」

「私達にとって蓮は大切なんです!」