あたしは蓮の部屋の前にきた。 今入るのは気まずいけどそんなこと言ってる場合じゃないよね… こんこんっ そのノック音にさえ緊張する。 「…蓮?光だけど」 「…………入れ」 そっとドアを開ける。 蓮がソファに座っているのが見えた。 「れ……」 「離れたいんじゃねぇのかよ」 ずっと俯いていた蓮が顔をあげる 「蓮……」 東吾意味がわかったよ 「なんで…?なんでそんな目するの…?」 蓮の目は初めて会った時のように 冷たく暗い瞳だった 全ての人を拒絶するような そんな目だった