〔中等部二年の海堂蓮は暫く寮に謹慎とする。その後の処分は後日知らせる〕




………え?



頭が真っ白になる。


なんで…蓮が…




「光」

「とう…ご」


混乱してると肩に手を置かれ、切羽詰まった顔をしている東吾がいた。


「ちょっと来てくれ」



あの海も黙っていた。


その異様な雰囲気にあたしも何かを感じ取る。


そしてあたし達は中庭にきた。





「光」

「蓮……どうしたの?どうなっちゃうの?今どうしてるのっ?」

「ひか……」



東吾が困惑気味に顔をしかめる。




「ひかりん…あのね…蓮は高等部の先輩達とケンカして怪我させちゃったの」

「ケンカ……?」



海がこくりと頷く。