俺はあいつが帰ったあとも何もせず屋上に残った。




………そんなに俺が嫌か



からっぽになったようだった


この空虚感。
おふくろが、死んだときにそっくりだ


授業終了のチャイムがなる




…別にどうでもよく思って、次の授業もサボることにした。






太陽がうざいくらいに照らしてくる。




……イライラする



別になんに対してでもねぇ。




……すごくうざい




この奇妙な程に青い空も



このうざいくらいに照らしてくる太陽も



校舎から聞こえてくる生徒の声も



そして




俺の頭んなかに居座るあいつの笑顔さえも




うざったく感じる。