がちゃ、と扉が開く。

「麦茶いれてきたー…って海?」

「寝た」

「えぇっ!?」

「だから今日は床で寝るから」


ちょうどいい場所に座る。

「わかったっ!じゃぁあたしは蓮の隣ー」

「は?」

「だって蓮の隣安心するんだもんっ」


この前の時も、すごいぐっすり寝れたもん、と笑い俺の肩によりかかる。




「………っ」

「蓮、俺は寝るから」

半笑いの東吾がなんか妙にむかついた。



「…俺寝れないんだけど」

「あ!そっか!横になんなきゃねっ」


そう言って俺があいつを抱き抱える状態で横になった。



……こうゆう意味じゃねぇよ



数分もたたないうちに、あいつは寝息をたてる。


俺は案の定、寝れない


……寝かせたくねぇのかよ俺のこと。