「つか…納得いかねぇ」


蓮が不満げな声をだす


「なんで普通なんだよ?」

「普通?」

言ってる意味がわからなくて、頭を傾げる。


「もっとレベル上げていい、ってことかよ」

「れべる?何の?」


そんなあたしを見てにやりと笑う蓮。




ぞくぅっ!



今動物的カンで

あたしの身が危ないということを察した。




「覚悟しとけよ」

「の…のぞむところ!」

「ばーか」



でもここんとこ嬉しいのは




蓮がたくさん笑うようになった事





それは、なんだか嬉しかった



「あ」

蓮がクルリと何かに気付いたようにこっちをむく


「制服直しとけよ」

「え?」

「シャツはだけてる」

「え!」


見てみるとボタンをちゃんとしなかったせいか鎖骨らへんが見えていた。

「お前がやっても何とも思わねぇけど他の奴らに見せんなよ」

そう言い捨て歩いてった。




な…何様だーっ!!