初恋は…お医者さんだったはずなのに。

結葵side

私死ぬんだ…

そう確信した。

酸素マスクをつけられ、私の服を脱がし胸のあたりに心電図の吸盤?テープ?を貼る医者達。

触らないでほしかった…

そこは竜太先生がさっきまで…
死ぬ間際に竜太先生だけでいっぱいの体で死にたかった。

声が出せない。体が動かせない私は、どう言うこともできない。

ただみんなの足音を聞いて呼吸するだけ。