大地を打ちつける蹄の音
風を纏い流れる鬣


走る、走る、純白が


たった独りで
凛とした眼差しで


その背中にはきっと
穢れの無い翼が在った


今はもう見えない
もう二度と見ることはない


走る、走る、純白が


私達の眼は酷く
汚れてしまったみたいだ