悲しいはずがないのに、悲しめる資格などありはしないというのに――胸が灼かれるように疼く。


――芹沢さん。お梅さん。
貴方たちはもういない。






だけど。


またいつか、貴方たちに会いたい。








壬生浪士組筆頭局長・芹沢鴨。
壬生浪士組副長助勤・平山五郎。


九月十八日の雨が降りしきる宵。
長州の浪人に寝込みを襲われ、以上の二名が同衾していた女達と共に落命した。


壬生浪士組副長助勤・平間重助。
長人から命からがら逃れ、京から姿を消した。その後の行方は誰も知らない。