そんなことをしている間に、壬生浪士組の隊士らが暴れようとした浪士たちに縄を掛け、素早く捕縛してしまった。
「――斬らないのですか?」
光の口から滑り出てしまったのは、純粋な疑問の言葉。
思わず本音をぶつけてしまう光も光だが、人斬りと呼ばれる壬生浪士組が、捕縛という甘んじた姿勢を取ったのが意外だったのだ。
「斬りませんよ」
冷たい視線のままこちらを一瞥した、その青年は、何を思ったのか、にっこりと笑って近づいてきた。
しかし、先程の威圧感を体感している光には、それが何かを企んでいる恐ろしいものにしか見えなかったのだ。
「悪い仲間がいるのかもしれませんし……。少し屯所で“質問”をさせて貰うんですよ」
だから斬らないんです、と言った彼は、少し楽しそうな表情を顔に浮かべていた。
「――斬らないのですか?」
光の口から滑り出てしまったのは、純粋な疑問の言葉。
思わず本音をぶつけてしまう光も光だが、人斬りと呼ばれる壬生浪士組が、捕縛という甘んじた姿勢を取ったのが意外だったのだ。
「斬りませんよ」
冷たい視線のままこちらを一瞥した、その青年は、何を思ったのか、にっこりと笑って近づいてきた。
しかし、先程の威圧感を体感している光には、それが何かを企んでいる恐ろしいものにしか見えなかったのだ。
「悪い仲間がいるのかもしれませんし……。少し屯所で“質問”をさせて貰うんですよ」
だから斬らないんです、と言った彼は、少し楽しそうな表情を顔に浮かべていた。



