赤ずきんと2人の狼



「あっ!あいつお礼くらい言えよ!」


「黒狼は心は点のように狭いな」


「もはや面積ゼロじゃねえかよ!」


2人はなぜかほふく前進をしながら、赤ずきんを追いかけました。


なかなかの早さです。


そんな2人の後ろから、ようやく石を口から外した狼が走ってきます。


そしてその勢いで、前を歩く赤ずきんにとびかかろうとしましたが……。


「おわっ!?」


「ぐえぇっ!!!」


ほふく前進をしていた2人に気付かず、つまずいて転んでしまいました。