「あらあらまあまあ。一体どうしたの」 おばあちゃんは近くに立っていた赤ずきんにわけを尋ねました。 しかし赤ずきんも何が何だか分かりません。 かくん、と首を横に倒すばかりです。 「…黒狼、行くよ」 「おうよ」 しばらくして黒狼と白狼の2人は目配せをしました。 そして、使えなくなったボロ雑巾のようにひしゃけている狼をずるずると引っ張り始めました。 「ドコにドコにドコにドコに!?」 狼は慌てますが、体がくたくたで逃げることができません。