「あれ、このままじゃ赤ずきんも食べられちまうんじゃないのか?」


「やべ!赤ずきん来ないで!このままじゃ食べられ…」


白狼が外の赤ずきんに向かって叫ぼうとしたときです。


「「ふごっ!」」


狼はいきなり2人の口を押さえました。


そして気絶したおばあちゃん共々を抱えてベッドに飛び込みました。


「おばあちゃんどうしたの?誰か来ているの?」


ほぼ同時に、ガチャとドアを開けて赤ずきんが部屋に入ってきました。