年をとっているおばあちゃんは、耳がよくありません。


だまされたとも知らないで、おばあちゃんは喜んで鍵を外してドアを開けました。


「ひいいいぃっ!!」


そして目の前に立っている、残念な顔面をした狼を見て気絶してしまいました。


狼はドアを閉め、誰にも見られていないのを確認しました。


それから、倒れたおばあちゃんを丸のみに……。


したかのように思われました。