昔、あるところに可愛い少女がいました。 陶器のように白い肌、その白さにおよそ似つかわしいピュアで純粋な性格。 髪は綺麗な、金髪にふわふわのウェーブがかかっています。 少女はいつも、おばあちゃんからもらった赤ずきんをかぶっていました。 なので人々は皆、この少女のことを『赤ずきん』と呼んでいました。 そして、そんな赤ずきんに想いを寄せる少年が2人。