「えと、……一つだけ……これがOKならいいんだけど……」 目をつむって、気持ちを落ち着かせた。 拒否されたら怖い。 でもそれが現実。 今の私の本当の立場。 大丈夫、信じれば大丈夫。 白羽は天使になるんでしょ? 事実を言うのよ白羽! 「彩喜くん、私……」 「ん?」 決意を固めた。 「私、あと少ししか生きられないかもしれないの……」