純白の羽



「落ち着きなって彩喜」

「平気だよ天使なら。今までも乗り越えてたじゃん?和泉」

「おっ……落ち着いてる……!」

「「「「「どこが?」」」」」


クラスのほとんどが声をそろえて言い放った。


「だいたい、そんな気になるなら お見舞い行くとかさぁ〜……」

「……見舞いって……俺家知らねぇよ?」

「ここにいるじゃない?天使のオトモダチが♪」


女子共は何かをたくらんでいる様子だ。


女子数人、男子数人、ちなみに和泉も、白羽のお見舞いに向かった。


……が、きっとコッチも狙っていたのだろう質問。


「天使のコトどう思ってる?……和泉」

「え、俺限定!?」

「他に誰がいるって言うの?」

「いや、ココにいるじゃんこいつら(男子数人)!!」

「彩喜限定に決まってんじゃない」