―…ガラガラ 「失礼します…て保健医いねー」 「ははは早く降ろしてっ!」 すると、ゆっくり ソファーに降ろしてくれた。 「あ…ありがとう」 「俺のせーだし」 「…違うって言ってるのに」 もう……と呟くと、 救急箱をあたしの隣に置いた。 「…頬…赤くなってる」 「平気だよ?」 大崎の冷たい手が… 頬を撫でてくれて、 とても気持ちいい……… 「…俺、誰か呼んでくるな」 「あ、待って!」