「う…やば、のぼせた」 ボーっとする視界に クラクラする頭。 パジャマを着る時、 思いっきりタンスに頭をぶつけた。 「痛…」 ふぅーっと息を吐きながら、 リビングに入った。 「翔太…お風呂でたよ」 「おー……て、顔真っ赤だぞ?」 「…のぼせた。頭痛いー…」 「鈍くせーなぁ。 ソファーに横なっとけ」 「うん」 ゆっくり歩み寄って、 倒れるようにソファーに寝転んだ。 冷たい…気持ち良い……