不安が大きな塊となって、胃からせり上がってくるような感じがした。 「教えてくれよ。頼むから……」 低く呟きしばらくうなだれていると、担任はため息を漏らし、 「……K病院」 と、静かに答えた。 担任の顔をちらりと見ると、担任は目で静かに返事をした。 俺は踵を返してK病院へ向かった。