「は?」 行方不明が、私? 私はここにおりますが? もしかして、自分は、は頭を打ってどこか回線がうまく繋がっていないのかもしれない。 だって、晃一郎の言ってることが、全然、全くもって理解不能だ。 酸欠の金魚宜しく、点目で口をあんぐり明けていたら、さらに理解不能な言葉が追い打ちをかけた。 「落ち着いて聞いてくれ」 「う、うん……?」 「たぶん、お前はパラレル・スリップをしたんだと思う……」 パラレル、スリップ? 何か、 滑ったんだろうか?