「裕美!大丈夫!?」

 母と父が病室に入ってきて母が言う

「お母さん!!今までごめんね。本当にごめんね。私バカだったよ」
 
 私は大泣きする

「裕美」

「裕美!!お前を妊娠させた相手は誰なんだ??」

 父が聞く

「俺です。俺が裕美を妊娠させました」

「文也!?」

 文也の言葉に驚く私

「お前!!わしの娘になんてことを!!」

 父が文也を殴る

「娘?家や家族を捨てて愛人の所に行った人に言われたくありません!!」

「このクソガキ!!殺してやる!!」

 文也を押し倒し馬乗りになり顔を殴る

「やめてください!!文也君が死んじゃいますよ!」

「うるさい!!どけ!!」

 とめる母を突き飛ばす

「俺を殴るの結構ですよ!だけどおばさんを殴るのは間違いじゃないですか?」

「何を!!」

「お父さんやめて!!文也は!!文也は!!違うの!!」

 私は父に言う

「良いんだ裕美!!俺がいけないんです。俺の責任です!」

「文也!!もう良いよ!!私なんかのために!!文也死んじゃうよ!!」

 私は心配し話す

「俺は良いんだよ。裕美のために死ねるなら本望だよ」

「でも!!」

「前に言ったろ!!お前が好きだって」

「ごめんね。文也!私文也の気持ち知ってながら!」

 私は泣きながら話す

「良いんだ!」

「私文也が好き!!こんな私は恋する資格ないけど!」

「何言ってるんだよ。俺には関係ないよ」

 文也は微笑みながら話す

「でも」

「貴様!!うちの娘を傷物にしておいてまだそういうこと言うか!!」