「そんなことがあったから、まだ彼女と続いてると思ったの。 そしたらちょうど、転校の話しが出たみたい」 純が睨むように俺を見ながら、続けた。 「これで分かったでしょ? なぜ別れなければいけなかったのか。 だから次は、ちゃんと気持ち言いなよ?」 俺は力一杯頷いた。 「サンキュー。 教えてくれて。 今度はちゃんと伝えるよ」 話しが終わって、この日は別れた。