渉の年齢は知らないが、同い年か少し下くらいだろう。異性という点もあり、これでは好意を持っていると思われてしまいそうでの恥だった。
もっとも、渉は気にもしていないようだが。
「やはり必然ですか」
「必然?」
「僕って、一度目は偶然でしか会えず、二度目は必然でしか会えないんですよ。あなたとは一度目がある、だったら二度目はあなたが僕に会いたいと必死になって来てくれたのかなぁと気になりまして」
決して渉は茶化しているわけではない。ただ単に確かめたかっただけにしても、必死だとか会いたかったとか言われれば、いい気持ちはしなかった。
それに対して何か言う言葉は、事実なのでは言えない。――というよりかは、自身のこれからが気になるのだ。


