その後どうなるか分からないが、これは“怖いモノ”だ。悪いことしか起こらないと言っているようなもの。
後ろを振り返り、リビングを見渡すも、誰もいない。
「なん……なん、で……っ」
喉を潤したはずなのに、一気に渇き、声がかすれる。
混乱と恐怖からか、頭が思考停止寸前になった。
口裂け女に会い、次はメリーさん。
何の冗談だとも思うが、“都市伝説に出会った者”としては、あながちメリーさんも本物ではないかと思わせる。
「ど、どうし……っ」
メリーさんは来る。
家の中にまで入ってくる。
真っ先に思ったのは、メリーさんの対処法だ。
口裂け女の件があったため、猶予があったためか、知らずとどうすればいいかを思考停止ながらも隅に出てきた。


