不思議少年はかく語る



伸樹の言ったことが図星だったか、女子が黙る。


まったくとまたそっぽを向けようとしたところで。


「じゃあさ、伸樹。あの机に何かしてきてよ」


「はあ?」


言い負かされた反撃か女子はそう言った。


「お、いいな!信じない奴に限って、そういうの起こりやすいじゃん」


「伸樹ぃ、ちょっと行ってこいよ」


面白い半分で女子に乗っかる男子たち。付き合ってやれるかと無視すればいいが、伸樹は舌打ちする。


――嫌だと言ったら、臆病者呼ばわりだろうな。


あれだけ信じないと言ったくせにーとこぞってつつかれることだろう。


面倒だが、臆病者呼ばわりされるよりはマシかと、わーったよと伸樹は席を立った。