手を後頭部のとこで組んで、ふんぞりかえるように伸樹は椅子に深く座る。
「えー、伸樹は信じない派なんだ」
このクラスは男女の間にラインはなく、いじめない比較的フレンドリーなクラスだった。
誰かれ話せば、誰これと集まってくる。
横から入ってきた女子に対しても伸樹は態度を崩さない。
「ないね。見てねえし」
「いるってー。都市伝説の大概は本物なんだよ」
「どうだか」
はんっ、とそっぽを向く伸樹に女子は何か言いたそうだったが、他の男子がやめろってといさめたので結局何も言わなかった。
「まあ、伸樹の言う通りじゃねえけど、確かにもう口裂け女やメリーさんは話しまくったよな。新ネタねえ?」


