不思議少年はかく語る



「今日は休みます」


「え、具合悪い?」


「いえ、僕って必要最低限の出席日数でしか学校に行きませんから」


「勉強とか追いつかないことはないの」


「不思議と困りはしませんね。昔からもの覚えがいいので」


「天才なんだね」


「ただの異端ですよ。ですが、僕はそれを別に恥ずかしいとは思いませんし、一般人の日常を歩む気もありません。

平日には学校。ですが僕は学校に行くなら己の探求に生かしたい。まあ、高校卒業の肩書きは欲しいですから最低限だけ行きますがね」


「なんか、かっこいい」


「一般人ではグレていると言うらしいですよ」


もしくはひねくれもの。だが渉には天才秀才の文字が似合うので、とてもそうには見えなかった。