「私も、嫌いよ」

途端に無臭だった空間に吐き気を催す異臭が立ち込める


真っ白な空間はいつの間にか赤に染められ

目の前には生き物だった何かの山

『あなたがやったの』

「違う…」

咄嗟に口を手のひらで覆う

臭いに目眩がする

『ワタシはあなただもの』

真っ赤な手のひらで自分の頬を撫でる

白い肌に花が咲いたかのように鮮やかに映える

『この赤く染まった手もあなたの手』

「違う」

ワタシが妖しく嘲笑う

『ワタシを止められるのも私だけ』

「………」