目覚めたのは真っ白な空間
太陽が在るわけではないのに白が眩しい
「また、夢」
背後で何かが倒れる音がした
振り向く、視界に映るのは
『また、来たのね』
両の手を赤く染めたワタシ
足元には動かなくなった、生き物だった何か
『滑稽ね』
蔑むような瞳
『見たくないのに、夢に慣れすぎてもう飽きた?』
爪先で生き物だった何かを蹴る
心臓は激しく波打つのに体は反応を示さない
『その目、キライ』
私と同じ顔で、同じ声で私のことをキライと言うワタシ
「私も、嫌いよ」
その赤い色が
その平然と人を見下す瞳が
その瞳を私に向けるワタシが



