「これは、予知夢だって言ってた」

ワタシはにこりと邪気のない笑顔で私を見る

『そう、これは、予知夢』

一言一言諭すように言う

「こんな未来いらない」

『だめよ、これは、予知夢だもの』

聞き分けのない子供をあやすようにワタシが手を伸ばす


これは夢だ

鼻を掠める不快な臭いが

眼球を焼くような強烈な赤が

全てが現実味のない

私がワタシを視ている、夢