そういう楽しい期間が半年は続いた。



いつもの週末のように、俺は、尚美との合流場所のバーで飲みながらマスターと馬鹿話しをしていた。



携帯が鳴った尚美からだった。

嫌いだったが尚美とつきあうようになって俺は、携帯を持つようになっていた。


尚美は、親戚が倒れたから今日は実家に帰らないといけないと言った。



尚美の実家は、車で2時間はかかる田舎町だった。


そこで昔ながらの地主のような存在で製材業の会社やパチンコ屋などを、経営しているとの事だったが俺は、行った事はなかった。



俺は、尚美に仕方ないねと言って気を付けて帰れよ。付け足した。



俺は、しばらくバーに残って飲んだ。



バーの外に出ると、かなり酔っ払ってる事に気付いた。



どころかビジネスホテルにでも泊まるかと思った。



歩いてると無性に尿意を覚えた。



そういうのってあるんだよね。お酒を飲んでたらおしっこ忘れちゃうってね。



考え始めたら直ぐにでもしたかったがなかなか、隠れられそうな所がなかった。