「まだ直らない。スピードなくない?」 「じゃ、れいちゃんやってよ」 「私の手にかかれば…」 会話だけが聞こえるが、 まるで見えるよう。 コンセントの抜き差しを繰り返す、 おバカだけれど、 愛おしい妹たち。 でもそこまでにしないと…。 バチッ‼ 「キャッ‼火花が‼」 「ちょっとれいちゃん‼燃えてる‼」 「かかか火事よ‼」 「岸山さん水‼水‼」 「はい、お姉さん」 「コップ一杯で足りるわけないじゃないの‼」 「やだ、マサがオシッコしてるわ‼」 「…あ、消えたみたい」