僕はなんとかして

中で何が起きているのか、

村長の秘密を

暴きたかった。




僕は門番に

ぐいっと近寄って

こう切り出した。



『あなた方は

男ではないのか?

本当に中には

男はおられぬのか?

私はきっと

良い仕事をするぞ。

親方さまに

会わせてくれぬか。』

と……。




僕は、

かなり体格が良かった。

体力にも自信があった。



今の世界の呼び方だと、

身長は215センチメートル。

だから、

門番たちは

圧倒されただろう。






『す……

すぐに案内しますゆえ』


と逃げ腰だった。


そして門が開かれた……。