古河の部屋があるのは、私達の下の階。 「ねぇ…。会議とかしてるんじゃないの?」 「大丈夫だって!!あっ、ここだ。」 トントン…。 お願いだ。 居ないでくれ!! …ガチャ。 「…はい。何しに来たんだ?まぁ、まず入れ。」 「「お邪魔します…。」」 私達の部屋と、あまり変わらない部屋。 隅の方に、古河が持っていたキャリーと、誰のか分からないキャリーが置いてある。